昼休み,子どもたちが驚いたように職員室に駆け込んできました。
「教頭先生,池の鯉が死んでいます。」
すぐに池を見に行くと,肌の白い鯉が水面に浮かんでいました。
その鯉を池からすくい出し,学校内の木々の根元に穴を掘って埋めました。
「ここが鯉のお墓だね。」
と,周りに咲いていた草花を摘んで,埋めた場所に置く子もいました。数名の子どもたちでお墓に手をあわせました。
鯉が死んでしまったことは残念なことですが,命には限りがあること。だからこそ,命を大切にしなければならないことを子どもたちなりに感じてもらえたらと思うことでした。